蜜に濡れた秘書

兄からの辞令

僕の一族は代々会社を引き継いできた。現在、父親が社長で、古い王様みたいに威張り散らしている。兄は副社長、鋭い目つきで全てを見透かす様は鷹のようだ。そして僕は下っ端の営業だ。汗と笑顔で契約を引っ張ってくるコマだ。そんな僕が、ある日、兄に呼び出された。

「お前に面白い仕事頼みたいんだ」

妖しい笑みを浮かべて言う。怪訝に思ってると、机に一枚の写真が投げられた。大手ライバル会社の社長、脂ぎった顔で下品に笑うオヤジだ。

「こいつの会社を偵察してこい。…ただし、女装でな」

「え?」

と声が漏れた。兄は目を細めて続けた。

「今、こいつは秘書を募集してる。お前は化粧に女装をして潜り込むんだ。それで、色仕掛けでそのスケベオヤジを狂わせてみろ。女なんかより『男の娘』のほうがずっと甘美だって気付かせて、週刊誌にセクハラで売れ。完璧だろ?」

呆れたけど、兄の冷たい視線に逆らえなかった。すると兄はニヤリと笑って付け加えた。

「安心しろ。女装はお前に似合うように、俺が手配したスタイリストが完璧に仕上げてくれる」

翌日、兄が手配した女性スタイリストが家にやってきた。彼女の手にかかると、僕の見た目はまるで別人に生まれ変わった。
シルクのブラウスが胸元を柔らかく包み、タイトなパンツが下着のラインを淫らに強調する。
ヒールの音がカツカツと響くたび膝が震えた。
メイクは濃いアイラインと赤い唇で顔を彩られ、ヘアメイクは長いウィッグを滑らかに整えられて、鏡の中の僕は息を呑むほど完璧な女だった。恥ずかしさで顔が熱くなるのに、下腹部が疼いてたまらない。

僕、これでいいの?って呟いても、鏡の中の女は誘うように微笑んでた。

――潜入初日、秘書室は甘ったるい香水の匂いに満ちてた。社長は僕を見て目をギラつかせた。

「お嬢ちゃん、新人か? たまんねぇ色気だ」

ねっとりした声が絡みつく。ゾクッとしたけど、同時に股間が疼くのを感じた。羞恥と快感が混じり合って、頭がとろけそうになる。

日が経つにつれ、僕は誘惑の術を磨いた。コーヒーを運ぶ時、わざと腰をくねらせてお尻を強調し、パンツのラインを強調する。書類を渡す時、指先で社長の手を撫でるように触れて、目を潤ませて見上げてみる。社長の視線が僕の胸元やお尻を舐めるように這うたび、心臓が締め付けられる恥ずかしさと、もっと犯されたいと言う疼きがせめぎ合う。

「可愛いねぇ」

と耳元で囁かれた時、熱い息が首筋に触れて、僕は思わず太ももを擦り合わせた。ダメだ、”僕、男なのに”って言い聞かせても、体は蜜のような快楽を求めて疼いてた。

ある夜、社長室で二人きり。デスクにもたれたオヤジが、僕のお尻に手を当ててきた。

「お嬢ちゃん、もう我慢できねぇよ」

唾液まみれの唇が迫る。太ももを這う指がパンツのボタンにかかり、スーツのパンツと下着を脱がせた。
その時、跳ね上がる僕の硬くなった部分。オヤジの目が見開いた。

「お前…女じゃねぇのか?」

戸惑う声に、僕は羞恥で顔を真っ赤にした。でも、ここで引くわけにはいかない。僕は我慢して、震える声で囁いた。

「女なんかより…僕のほうが、ずっと気持ちいいですよ。男の体の気持ちいい所を一番理解しているのは男でしょ?」

そう言って、僕は腰を軽く振って誘う。社長の目がギラつき、戸惑いながらもその手が再び動き始めた。そして僕もオヤジの硬い部分を握りしめた。

「くそっ…何だこれ、たまんねぇ…」

快楽に身を委ねるオヤジとは反対に、僕は自分自身への快感と喘ぎを我慢しながら、目を潤ませて見つめた。女なんかより、僕のこの体が淫らで甘美だと分からせるんだ。僕の手が激しくなるたび、オヤジは快楽にとろけていった。

オヤジはもう僕にメロメロで、僕の体から手を離せないみたいに喘いでる。僕も気持ちとは裏腹に、身体は快楽に溺れてしまっていた。

家に帰って鏡を見た。化粧は崩れ、パンツスーツのボタンは取れかかっている。でも、目は淫らに輝いてた。オヤジの手の感触、太ももを這う指の熱、僕を求める下品な息遣い。あの瞬間、僕は男でも女でもなく、ただ蜜のように甘い何かだった。

週刊誌に売る前に、もう少しだけこの快楽に溺れたい。そんな思いが頭を支配した時、スマオが鳴った。兄だ。

「どうだ、進捗は?」

僕はスマホを握り潰しそうになりながら、唇を舐めた。まだ終われない。僕の体が疼いてる限り、オヤジが僕に狂ってる限り、まだ終わらないんだ……。

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