近未来の日本では、深刻な少子化を食い止めるため、国家が大胆な制度を導入した。
二十歳を迎える国民全員が、希望の性別を申告し、将来の人口構成を最適化する――それが、政府の説明だった。
だが、男性希望者が圧倒的に多かったこの年、申告だけでは帳尻が合わなかった。
結果、制度は“調整”を行った。
ランダム抽選。
選ばれた一部の者は、意思に関係なく、女性へと身体を改変される。
二十歳のつどいの半年前。
その通知は、俺の元に届いた。
「強制女性化」の対象に、俺は含まれていた。
拒否したかった。
拒否するつもりだった。
だが通知には、冷たくこう記されていた。
『拒否は認められない。従わない場合、裁判を経ることなく即懲役刑となります』
選択肢は、最初から存在しなかった。
(拒否すれば、即懲役)
その一文が、何度も頭の中で反芻される。
怒りも、恐怖もあったはずなのに、最後に残ったのは妙な静けさだった。
(……法律には逆らえない)
そう自分に言い聞かせた。
身体の改変は、あっけないほど現実的だった。
説明。署名。確認。
すべてが事務的で、感情の入り込む余地はない。
意識が戻ったとき、最初に気づいたのは“重心”の違い。
胸のあたりが、わずかに前へ引っ張られる。
(……重い)
言葉にする前に、身体が先に理解してしまうのが、耐え難かった。
それから半年。
鏡の中の俺は、もう『女の子』として完成していた。
二十歳のつどい当日。
振袖を着せられ、帯を締められ、髪を整えられる。
指示されるまま、腕を上げ、背中を伸ばす。
(俺は、振袖を着る側じゃないはずなのに……)
そう思うのに、袖口から覗く手は、もう完璧に女の形をしている。
会場に足を踏み入れた瞬間、目線が俺に集まる。
「おめでとう」
「まさか、お前が女性化対象に選ばれるなんてな」
「……振袖、似合ってるよ」
旧友たちの声。
言葉だけ聞けば、祝福の延長に過ぎない。
けれど、目線は違う。
顔立ちを、好みかどうか確かめるみたいに。
胸のふくらみや腰つきを、振袖越しに想像でなぞるみたいに。
(……見られてる)
“昔の俺”を見る視線じゃない。
評価する目。
異性として、距離を取り直す目。
羞恥で喉が渇く。
息を吸うたび、胸の奥がひりついた。
それは二十歳のつどいが終わった後の催しのせいだろう。
「これより、少子化対策特別催し――二十歳の種付け式を開始いたします。
女性の方は、指定更衣室へお進みください」
俺は、他の女性たちと一緒に、長い廊下を歩かされる。
更衣室は、鏡張りの広い部屋だった。
白い照明の下、すでに何人かの女性が、スタッフに促されて振袖を脱ぎ始めている。
「こちらへどうぞ」
スタッフの女性が、ためらいなく俺の腕を取る。
逃げ道は最初から想定されていない、その掴み方だった。
中に入ると、帯が解かれる。
結び目がほどけ、振袖がするするっと肩から滑り落ちる。
続けて、身につけていた下着も外され、俺は何も纏わない状態になった。
そして新しい下着が差し出される。
オープンカップブラと、オープンクロッチショーツ。
隠すためではなく、見せるためだけに作られた下着。
「すばやく着用してください」
指示に従い、身につける。
布がある分、ただの裸よりも、目的がはっきりしてしまう。
守られていないことを、強調される恥ずかしさ。
「準備、できましたね。それでは会場へどうぞ」
背中を押される。
廊下を抜け、二十歳のつどいが行われた会場に戻る。
そこには、多くの男性。
さっきまで話をしていた同級生たちもいる。
そして、同じような下着を身につけた女性たち。
視線が集まる。
選ぶ側と、選ばれる側。
役割は、もう明確だ。
ここで選ばれた女性は、別室へ移される。
そこで“種付け”を果たす。
これが――
今の国家が導き出した、少子化対策。

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