新入女子社員の視線と笑い声
営業部のエースと呼ばれていたのは、もう過去の話だ。
俺は32歳。バリバリの営業マンとして数字を叩き出し、上司からの信頼も厚かった。…あの“ミス”をするまでは。
たったひとつのケアレスミス。だがそれが大きな取引先との契約破棄につながり、会社には数千万単位の損害が出た。どれだけ頭を下げても、今回の失態は帳消しにならなかった。
そして先日、辞令が下った。
「研修部に異動となります。なお、再教育の一環として、新入社員と同様の研修を受けていただきます」
そこまではまだ、我慢できた。しかし、次の一言で俺のプライドは完全に粉々に砕かれた。
「女子制服を着用のうえ、女子新入社員と同様のカリキュラムを受けてください」
なにを言っているのか、理解が追いつかなかった。だが、数分後にはロッカー室で、スカートのファスナーを上げようとしている自分がいた。
黒のペンシルスカート、白いブラウス、リボンタイ。そしてブラウスの下には、Bカップパッド入りブラジャー。脚には肌色ストッキング。鏡に映るのは、明らかに浮いている“女子新入社員”。
「お待たせしました〜♡」と元気に入ってくるのは、20代前半のフレッシュな女子たち。俺の制服姿を見るなり、くすくすと笑いを堪える声が聞こえた。
俺はうつむいた。だが、胸元のブラジャーがふわっと揺れるたび、自分が女装しているという現実が身体に刻まれていく。
「今日は電話応対の練習をしましょう」
指導員の女性が明るく言った。差し出されたのは、会社用の電話。
「はい、○○株式会社でございます」…そう言おうとした瞬間、隣の女子社員に小声で指摘される。
「もっと高い声で。女の子っぽく♡」
やれと言われればやるしかない。電話口に向かって、俺は恥を忍んで声を高くした。
「は、はいっ、○○株式会社でございますぅ……っ」
言い終えた瞬間、誰かの吹き出す音が聞こえた。耳が熱くなる。顔も赤い。なのに、ブラウスの中は妙に蒸れて、ストッキング越しの太腿がやたらと敏感になっていた。

10歳以上も歳下の女たちと同じ格好で、名刺交換の仕方を教わりながら、俺は思った。
このまま研修が終わる頃には、俺は“女子新入社員”として完成してしまうのではないかと──
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