先生の“教育”
昼下がりの保健室。
俺は、サボりの常連として今日もベッドに潜り込んでいた。
仮病で抜け出して、天井を見上げながらスマホをいじるだけの時間。
いつもならこのまま気怠い眠気に溶け込めるはずだったのに──。
「失礼します……気分が悪いので、休ませてください……」
入ってきたのは、同じクラスの女。ふらつきながらベッドの端に腰掛け、顔色も悪い。
「生理痛ね。無理しないで、横になって」
先生が声をかけて、彼女はしおらしく頷いた。
でも俺は……つい、軽口を叩いたんだ。
「女ってさ、ちょっと腹が痛いだけで大袈裟すぎだろ~。本当に痛いんなら、学校なんて来なきゃいいのにさ」
先生は黙って俺の方へと歩いてきた。
その目には、妙な光が宿っていた。
「あなたね、女の子の“喜び”と“痛み”を自分の身体で覚えるべきよ」
「は?何を言って……え…急に…あれ……」
突然、急激な眠気が俺を誘い、目の前が暗転した。
――目が覚めたのは元居た保健室のベッド。しかし、俺は違和感に包まれていた。
服の中で、何かが柔らかく揺れている。
手を伸ばしてシャツの隙間から自分の胸を確かめた。……ふたつの膨らみが、手のひらに吸いつくように弾んだ。
「な……なに、これ……っ」
脚を閉じれば太ももが擦れ、どこかゾクゾクと熱を帯びる。
視線を落とし、股に手をやると……俺の“男の部分”は消えていた。
「あらっ、思ってたよりも早く目が覚めたのね?」
耳元に低く囁く声。先生だった。

「……な、何したんだよ……俺に……」
「少しだけ、女の子の身体を体験して貰おうと思ってね。ちゃんと、自分が何を言ったか……反省してね?」
先生は俺の髪を梳くように撫でながら、背後に手をまわし、柔らかくカーブした俺の腰を抱き寄せた。
背中から伝わるぬくもりと、甘いシャンプーの香り。
寝起きだからだろうか?体がうまく動かせない。
「ほら、大人しくしていなさい…」
その時、先生の指が俺のカッターシャツの中に入ってきた。指先が胸の先、ピンクの頭頂部に触れると…
「んっ……!」
電流のような快感が、身体の芯にまで届く。
嘘だ……こんな事…男の体では味わった事は無い。ほんの少し、触れるだけで息が漏れてしまう。
先生の手はそのまま下に降りていき、俺の太ももをなぞっていた。
スカートの中、下着の上から、指先がぬるく這う。
「イヤじゃないでしょ?女の子って、こういうの……気持ちいいのよ」
「違う……俺は、男……俺は……!」
羞恥が喉を締めつける。
けれど、逃げることも、抗うこともできない。
そして先生の手が、下着の内側、新しくできたばかりの女性の部分に触れる。
「や、やめ…っ、こんなの…っ!」
俺の声は震え、言葉にならない。先生の指が、まるで俺の身体を完全に知り尽くしているかのように動くたび、頭の中が白く霞む。気持ちいい…なんて、認めたくないのに、身体は正直に反応してしまう。
「ふふ、可愛い声ね。ほら、もっと素直になってもいいのよ?」
先生の声は甘く、まるで誘い込むような響きを持っていた。俺の心臓はバクバクと鳴り、抵抗する力はどんどん削がれていく。
「待って…これ、ほんとに…何なんだよ…!」
俺は必死に声を絞り出す。身体は熱っぽく、頭は混乱しているけど、このまま流されるわけにはいかない。俺は男だ。こんな…こんな身体は俺じゃない!
「何って…ただの“教育”よ。あなたが軽々しく言ったこと、ちゃんと理解してほしいだけ。」
先生はそう言うと、ベッドの横に置かれた小さな引き出しを開けた。そこから取り出したのは…黒光りする、異様な形の物体。極太のバイブだった。
「な…!? 何!? それ!」
俺の声は裏返り、恐怖と羞恥が一気に押し寄せる。こんなの…こんなの絶対無理だ! 俺の身体が、こんなものを受け入れるはずがない!
「大丈夫よ、ゆっくり慣らしていくから…」
先生はニヤリと笑い、俺のスカートをさらにたくし上げようとした。その瞬間、俺の身体がビクンと跳ねるような感覚が走った。痛みと、訳のわからない熱が同時に襲ってくる。
「いやああっ! やめろ…!」
叫んだ瞬間、頭の中が真っ白に弾けた。快感と痛みが混ざり合い、俺の意識はぐるぐると渦を巻く。
そして、目が覚めた。
「…はっ!」
俺はベッドの上で跳ね起き、息を荒くしながら周りを見回した。保健室。いつもの、昼下がりの保健室だ。窓から差し込む光、静かな空気…さっきまでの狂気じみた状況は、まるでなかったかのようだった。
「…夢?」
俺は自分の身体を確かめる。胸には何の膨らみもない。股間には…ちゃんと、いつも通りの“俺”がいる。
「はは…なんだよ、夢かよ…」
安堵の笑みが漏れる。でも、なぜか身体に妙な違和感が残っている。お尻のあたりが、ヒリヒリと疼くような感覚。まるで…何かがあったかのような。
「ん…?」
その瞬間、背筋に冷たいものが走った。保健室の奥、先生のデスクの引き出しの一つが、ほんの少しだけ開いているのが見えた。
「…気のせい、だよな?」
俺はゴクリと唾を飲み込み、デスクの引き出しを恐る恐る開けると……
「あらっ?もう一度挿れて欲しいのかしら?」
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