呪われた魔法陣
ダンジョンの中層――「装備・性別変換の間」
「ま、まずいっ……!」
私たち三人の冒険者パーティは、突如作動した魔法陣から逃げきれなかった。
「ぐ、身体が……勝手に……っ!」
足元から絡みつく淡い光。熱を孕んだそれが全身を包み込み、装備の繊維が溶けるように剥がれていく。硬質な鎧が粒子になり、まるで指先で弄ばれるかのように解かれ、そして――
「っ……!?な、なんだ、これ……っ!!?」
同時に、内側から異様な感覚が走った。
筋肉が溶けるように柔らかくなり、骨格がキィッと軋む。胸が熱を持って張り出し、腰のくびれがぐっと細く、脚はなめらかに引き締まっていく。喉が締まり、高かった体温が急にひどく繊細に感じられて――
「っ……声まで……女、に……!?」
変化の終わりと共に、私の全身には光沢を帯びた純白のドレスアーマーが密着していた。
胸元はあり得ないほど開いていて、柔らかな胸を押し上げるような金の装飾。腰のくびれを強調するようにコルセットが締め付けられ、金属のガーターが太腿を撫でるたび、ゾクッと背筋が震えた。
「な……なんだこの格好……動きづらっ……って、これ……女の服……!?それに俺の身体……っ、女……になってる……!!」
隣を見ると、知的で無口なウィザードが、深紅のロングコートに身を包み、下は絶対領域むき出しの黒ミニスカートにストッキング。
そしてもう一人、寡黙なシーフは艶のある漆黒のワンピース。露出度の高い女アサシン装備に――。

「バカな……身体に……張り付いて剥がせない!?」
「これは……呪いか!?異性装の……いや、それだけじゃ……肉体まで変わってる……っ!」
試しても無駄だった。ベルトを引っ張っても、ブーツの留め具を外そうとしても、肌に吸いつくような装備は一切の抵抗を許さず、まるで自分の肌の一部のように密着していた。
「きゃっ……!?」
足元が滑りそうになった私は咄嗟にスカートを押さえた。――が、その仕草があまりにも女の子らしくて、頭がくらくらした。
「こ、こんな姿で……戦えるわけ……っ!」
案の定、ボスのいる階層にはたどり着けず、トラップの連打で私たちは敗北。
薄れゆく意識の中で、ドレスの裾がふわりと舞い、見せてはならない箇所が露わになっていく羞恥と、肌に吸い付く生地の快感に身体が小刻みに震えていたのを、私はどうしても忘れられなかった。
――そして、リスポーン先の酒場ギルド。
「……なに、その姿」
「え、ちょっと、可愛いんだけど……フフッ」
「まさか、三人とも女の子になっちゃったなんて…」
ギルド中の視線が、嘲笑が、好奇のまなざしが、三人をぐるりと包み込む。誰かがクスクスと笑い、誰かが「私は結構好きよ」と耳打ちする。
「……しばらく、女性パーティのところに身を寄せるといいわ」
「うちのパーティは歓迎するよ」
私の肩に手を置いたのは、女ばかりの四人組冒険者パーティのリーダー。赤い唇に浮かべた笑みは、明らかに何かを楽しんでいるものだった。
女性パーティでの指導
「あ~、やっぱり歩き方が男の子だねぇ」
「もっと腰振って歩かないと~、ねっ?」
カツッ、カツッ……とヒールの音を響かせながら、私はギルドの中庭を歩かされていた。横には、自分たちを迎え入れてくれた、女ばかりの冒険者パーティの面々。全員がニヤニヤと笑いながら、私たち三人の“訓練”を眺めている。
そして、その訓練を面白がって、他の冒険者たちも数人集まってきていた。
「ちょ、ちょっと……この格好であまり目立つことはしたくない……!」
「だって、もう女の子でしょ?冒険中に足手まといになっちゃ困るから、ちゃんと訓練しないとね」
白いドレスアーマーが陽光を反射して、胸元の開いた布地から汗ばんだ谷間が覗く。太ももは風にさらされるたびヒンヤリとして、ピクッと脚が震えた。
「転びそうで怖い…」
「じゃあ気をつけて歩かないと♡ ほら、両膝そろえて、お尻も引いて~」
くすくすと笑いながら、彼女たちは手を叩いて囃し立てる。
「えっ、ねえ見て、あの子、歩くたびにお尻がぷりっとなる……!」
「あいつ、なんか歩き方がエロいよな…」

周りのギャラリーの言葉に、ビクリと背筋が硬直する。悔しい……なのに、ドレスアーマーの中の肌がじんわりと火照っていくのがわかる。
なにこれ……恥ずかしいのに……どこか気持ちいい……。
「おっぱいも形よく出てるじゃん。ちょっと揉んだら、もっと柔らかくなるんじゃない?」
「ちょ、やめっ……あ、ああ……!」
後ろからいきなり抱きつかれ、アーマーの隙間から手を入れられ、胸をぎゅっと両手で包まれた。指先が下着越しに形をなぞると、「あっ……」っと思わず声が漏れる。
ぷにゅんっ、と音を立てて胸が押しつぶされる感触。それに感じてしまう自分の反応が、あまりにも「女の子」すぎる。
「その声……カワイイ~!もう一回だしてよ~」
「やだっ、ほんとに感じてるの?マジで女になっちゃってる~」
「なっ……感じてないっ!私は男だって……!」
声を荒げても、女性の声帯が発する甘いトーンでは迫力に欠ける。むしろ、か細く、切なげに響いてしまうだけ。
「ふふふ……このままだと、男に戻れなくって、本当に“女の子”になっちゃうかもよ?」
囁くような声と共に、誰かの指がそっと私の太腿をなぞった。肌が泡立つように震え、奥から熱いものがこみ上げる。
その時、視線の端で、同じく変わった仲間のひとりがうつむきながら唇を噛んでいた。その頬は赤く染まり、彼もまた――いや、「彼女」もまた、女の羞恥と快感に翻弄されている。
女として笑われる。
女として扱われる。
そして、それに感じてしまう自分がいる――
「とりあえず近海に出現する大ダコのモンスター討伐の依頼がきてるから、明日出発するよ!」
この格好で、まともにモンスターを相手に出来るのだろうか……。
ぬぐい切れない不安を、大きく膨らんだ胸に持ちつつ、ヒールブーツで歩く練習を繰り返した。
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