漆黒のネグリジェに溺れて

抗えない夜の始まり

初めて彼女の家に泊まれることになり、俺は浮かれていた。彼女に少しでも良いところを見せたくて、シトラスの香水を振りかけ、アイロンをかけたシャツを着て出かけた。でも、その浮つきが原因でとんでもない夜になるなんて、想像もしていなかった。

夜、シャワーを浴びた後、寝るときの服を忘れたことに気づいた俺は、仕方なく脱いだシャツに手を伸ばした。すると、彼女の鋭い声が飛んできた

「その服でベッドに入るつもり?」

彼女の指摘に、俺は少しバツが悪そうにうなずいた。しかし彼女はすぐに引き出しから何かを取り出し、俺に差し出してきた。

「これ着て。外で着てた服のままは嫌だから」

渡されたのは、漆黒のネグリジェだった。裸より恥ずかしい、チュールシフォンに繊細なレースが贅沢にあしらわれている。見るからに女性らしいデザインで、ひんやりとした感触が指先に広がり、裸よりずっと恥ずかしい。

「……冗談?じゃないの……?」

俺は戸惑いながらも、彼女の真剣な視線に逆らえず、ネグリジェを持ったまま脱衣所に向かった。着替える手は震えていた。シフォンの滑らかな感触が肌に触れるたびに、妙な緊張感が広がる。

鏡に映る自分の姿に、思わず顔が熱くなる。筋張った腕や広い肩が、この繊細なネグリジェに包まれている姿はどう見ても滑稽だ。なのに、どこか自分で見惚れてしまうのが不思議だった。

「似合ってるじゃん。ちょっと大きな女の子みたい」

脱衣所から出てきた俺を見て、彼女は満足そうに微笑んだ。軽く整えられた髪型と艶めくネグリジェのせいで、彼女曰く「ちょっと大柄な女の子」にしか見えないと言われた。その言葉に、俺は何も言い返せなかった。

「ほら見て、私も同じ黒いネグリジェを着たよ。これで私たち、お揃いコーデだね」

そう言った矢先、彼女の腕が突然俺の腰に回り、俺の体がふわりと浮く。彼女の力に抗えず、俺はベッドに押し倒された。

「ねえ、今夜だけは、彼氏じゃなくて私の可愛い彼女でいてね」

彼女の声に熱がこもり、俺の心臓が跳ね上がる。彼女の指がネグリジェのレースを撫で、裾をたくし上げると、冷たい空気が太ももを這った。恥ずかしさで体が硬直する中、彼女の手が俺の胸に伸び、俺の中で抵抗する気持ちが、男としてのプライドが、少しずつ消えていく……。


甘美の時間

「っ……!」

レース越しに乳首を摘まれる。声が漏れそうになり、慌てて唇を噛む。でも、彼女は意地悪く笑いながら指を動かし続け、俺の体は勝手に震え始めた。男としてのプライドは脆くも砕け散り、代わりに得体の知れない感覚が広がる。

「ほら、女の子らしく声出してみて」

彼女の囁きに、俺は顔を真っ赤にして首を振った。でも、彼女の指が首筋を撫で、耳元で

「可愛いね、私の彼女」

と囁かれると、羞恥で頭がクラクラした。彼女の手が俺の髪を梳き、

「女の子みたいに可愛くしてあげる」

と言いながら、ネグリジェの裾をさらに乱していく。

「や……俺、男……」

掠れた声で抗議しても、彼女は

「ううん、今は私の可愛い彼女」

と笑うだけ。彼女の手が俺の内ももを掴み、強引に脚を開かせると、ネグリジェの薄い布が肌に擦れてたまらない感覚が走った。彼女の視線が俺の体を舐めるように這い、羞恥で全身が熱くなる。

「ほら、女の子ならちゃんと恥ずかしがってよ。」

彼女の指が俺の硬くなった部分に触れ、ゆっくりと擦り始めた。ネグリジェのレースが絡みつき、シフォンが太ももを撫でるたび、俺は喘ぎ声を抑えきれなかった。彼女は満足そうに笑い、

「可愛い声だね、もっと聞かせて」

と耳元で囁く。ただ彼女の「女の子」として扱われる羞恥に溺れていく。

彼女の手が激しくなり、俺の体は熱い波に飲み込まれた。「男なのに」と抵抗する気持ちも、彼女の「私の可愛い子」と囁く声に溶かされていく。ネグリジェの中で脚を震わせ、彼女の指先に喘ぐ俺を見て、彼女はさらに意地悪く笑った。

「ねえ、女の子ならもっと腰振ってごらん?」

その言葉に、俺は羞恥で頭が真っ白になりながらも、言われるがままに腰を動かしてしまった。ネグリジェの裾が乱れ、シフォンが肌に擦れる感覚に全身が震える。彼女の手が俺を弄び、俺は完全に彼女の「女の子」として支配されていた。

「今夜は、私だけの可愛いお姫様ね」

彼女の声に逆らえず、俺は漆黒のネグリジェの中で、羞恥と屈辱、そして抗えない悦びに溺れていくしかなかった。

FANBOXでは週3回、新作をお届けしています

イラスト挿絵付きの連載作品を、週3回のペースで更新中です。
皆さまのご支援が大きな励みとなり、創作を続ける力になります。
ぜひFANBOXでの応援をよろしくお願いいたします!

FANBOX

Pixivでも作品を公開しています

文字コラ画像や、FANBOX投稿作品の冒頭部分を公開中です。

Pixiv

ここまで読んで頂いたあなたが気に入りそうな、【男の娘×女の子】の作品をピックアップしました!今日はこれにしませんか?

タイトルとURLをコピーしました