女児ドレスと綿パンツ──僕が変身した最初の一日
異性装スタジオなんて、自分には縁のない場所だと思っていた。
だけど、ある日ふとした拍子に見つけたSNSの投稿が気になって、衝動的に予約ボタンを押してしまった。
18禁と書かれたそのスタジオには「羞恥」「変身」「撮影」といった、妙にそそるワードが並んでいた。
担当者も選べるということで、「Sっ気あり・イジワル系のお姉さん」を選んでみた。
「初めまして!へぇ〜、思ったより地味な顔してるのね。ま、そっちのほうが変身のしがいがあるけど」
初対面のその女は、サラサラの黒髪を揺らしながら、見下すような目で僕を舐めるように見た。
言葉の一つ一つに棘があるのに、なぜかその口調にゾクッとした。
案内された衣裳部屋は、壁一面にドレスやランジェリーがずらりと並び、甘い香水と生地の匂いが混ざった空気が漂っていた。
彼女は「これとか?」「あ、これは無理か、似合いそうにないし」なんて、わざとバカにしたような笑いを浮かべながら、僕にドレスを押しつけてくる。
どれもピンとこない中、僕の目がふと、部屋の隅にあるハンガーラックに止まった。
色褪せたピンクのドレス、小さなリボンのついたフリフリのスカート。
サイズ感からして、子供用——いや、明らかに“女児向け”だった。
気がつけば、僕の手がそれを取っていた。
「……まさか、これ?冗談でしょ」
彼女は目を見開き、次の瞬間には声を出して笑い始めた。
「じゃあ、どうせなら下着もセットでいこうか。ちゃんと合わなきゃ意味ないもんね」
渡されたのは、子供向けのピンクの綿パンツ。前に小さなサテンのリボンが付いていた。
僕は頭が真っ白になりながら、更衣室でそれらを身に着けていく。
ドレスの中に包まれた体は、ほんのりと汗をかいていた。レースが太ももに擦れる感触が妙に生々しく、息が詰まりそうになる。
やがて彼女がメイクを施し、ウィッグをかぶせる。
「……完成。さて、鏡見てごらん?」
言われて鏡の前に立った僕は、思わず息をのんだ。
——そこにいたのは、リボンを揺らす少女だった。
肌は白く、チークで染められた頬は少し上気しているように見える。ウィッグのせいか、ほんのり香る柔らかいシャンプーの匂いが鼻をくすぐった。
「うそ……こんなの……僕じゃ……」
「でも勃ってるでしょ? そのパンツの膨らみ、バレバレだよ」
耳元で囁かれる。自分が、自分に欲情してるなんて…。
「じゃ、撮影いこっか。準備はいい?」
僕は何も言えず、ただうなずいた。
スタジオは思ったより広くて、壁紙もセットも子供部屋のようなデザインだった。
パステルピンクの背景に、ぬいぐるみ、ローテーブル、ガーランド……全部が“女の子の世界”。
「じゃ、そこに立って。はい、足は内股で、手は胸の前。そうそう、恥ずかしいならその顔のままでいいよ、女児服着て興奮している変態さん」
カメラが向けられるだけで、全身がこわばった。
シャッター音が響くたび、僕の鼓動が一段階ずつ早くなる。
ライトの熱が肌をじんわりと温め、ドレスのレースが首筋に触れるたび、ピクリと体が震えた。
パンツ越しに当たる空調の風さえ、妙に敏感に感じてしまう。

「次、スカート少しつまんで持ち上げて。もうちょっと。そう、太ももが見えるくらい」
「えっ……む、無理……!」
「何が無理なの?さっきからチラチラ見えてるよ?」
にやっと笑いながら、彼女は遠慮なく僕のスカートの裾をつまみ、ふわりと持ち上げた。
白い綿パンツが、むき出しの太ももと共にあらわになる。
「ほら、カメラ見て。“見ないで”って顔して」
言われるまま、僕は視線をそらして顔を赤らめた。
その瞬間、シャッター音が連続で鳴った。
「ふふっ、すっごくいい表情。ほら、太ももに手を添えて。パンツ隠すようにしてみて?」
演出だってわかってるはずなのに、羞恥心が限界を越えそうになる。
それでも、言われるままにパンツを隠すポーズをとると、また一斉にシャッターが切られる。
「今、ちょっと感じた?太ももピクッてしてたよ」
「し、してないっ……!」
けれど、確かに。
シャッターの音、レースの擦れ、パンツの締めつけ、視線の熱……全部が混ざり合って、下腹部がじんわり熱を帯びていた。
彼女はそれに気づいていた。
そしてわざと、見透かすように囁く。
「こんな格好させられて、それでも感じちゃうんだ……男の子なのにね…」
「ちが……っ、ちがう……!」
「でも、かわいい。ほら、今度は“もっと見てください”って顔してよ」
僕はもう、自分が何者なのかわからなかった。
羞恥が快感に溶けていき、体が言うことを聞かなくなる。
――撮影が終わり、元の姿に戻され、最後に彼女から渡されたのは一冊のフォトブックだった。
ページをめくれば、そこにはパンツを晒し、赤面しながらも恍惚とした笑みを浮かべた“僕”がいた。
「……次は、もっと過激なのもあるけど。興味、あるでしょ?次回の予約もしてく?」
彼女の声が脳内に残ったまま、僕は震える手でペンを握り、次回撮影の予約に署名をしていた。
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