25年春の珍事
4月、春の風が窓から吹き込むたび、俺はくしゃみを連発して鼻水をすすっていた。ティッシュを丸めて捨てるたびに思う――花粉症、ほんとに最悪だ。目が痒くて、鼻水が止まらないし、体が重い。
でもその日は、いつもと違った。胸がチクチクして、妙に熱っぽい。下腹部に疼くような違和感があって、思わずトイレに駆け込んだ。
ズボンを下ろして股間を確かめた瞬間、息が止まった。そこにあるはずの俺の象徴が、いつもより小さくて柔らかい。錯覚じゃない。指で触れると、感触がまるで別物で、ゾクゾクするような感覚が背筋を走った。慌てて病院に飛び込んだ俺は、医者の口から信じられない言葉を聞かされた。
「花粉症は花粉症なんだけれど、それだけじゃない。君の体は突然変異した花粉に反応して、免疫が異常を起こしてる。体内の女性ホルモンが爆増してるんだ」
「……は?」
頭が真っ白になった。医者は冷静に続ける。
「ここ最近、同じ症状で来院する人が増えてるんだよ。特に20代、30代の男女に多く見られるんだよ。原因は新種の花粉。それに感染すると、ホルモンの分泌以上で異性の体に変化していく。あなたの場合は女性ホルモンだね。まぁ花粉の季節が終わったら元に戻るから我慢するしかないよ」
そう言うと医者は点鼻薬とピンク色の女性用下着を処方してくれた。そんな事までしてくれるんだ。
その夜、鏡の前で服を脱いだ俺は現実を突きつけられた。胸が膨らみ始めてる。乳首が尖って、触れるたびに電流が走るみたいに体が跳ねる。股間だって、日に日に小さくなって、代わりに濡れたような感覚が広がってくる。恥ずかしくてたまらないのに、体が熱くて疼いて、頭がクラクラする。

そして一番やばいのは……性欲だ。どうしようもなく溢れてくる。夜中、ベッドに横たわると我慢できなくて、手が自然と下に伸びる。指が胸に触れた瞬間、甘い吐息が漏れてしまって、乳首を摘むと体が勝手にのけ反った。硬かったはずのそこは柔らかく膨らんで、指で円を描くたびに熱い波が全身を襲う。恥ずかしいのに、もっと触りたくて、俺は自分の体を貪るように弄んだ。
下に手を滑らせると、もう男の形はほとんど残ってなくて、代わりに湿った熱が指先に絡みつく。そこに触れた瞬間、頭が真っ白になって、声が抑えきれずに溢れた。指を一本、そっと押し込むと、締め付けるような感覚に腰が震えて、俺は自分で自分を犯すように動かした。濡れた音が部屋に響いて、羞恥心で顔が燃えるのに、快感が止まらない。もう一本足して、奥まで掻き回すと、体が跳ね上がって、頭の中が白く溶ける。最後には、俺の指がびしょ濡れになって、シーツまで汚してた。
街に出れば、さらに狂気が待ってる。俺と同じように感染した奴らが、男女問わず目を潤ませて誘ってくる。昨日なんて、道端で出会った見知らぬ男に腕を掴まれて、路地裏に連れ込まれた。一応は元”女子”らしい…。拒む間もなく唇を重ねられて、舌が俺の口の中を這う感触に体が反応してしまう。
男の手が俺の胸を揉みしだくと、乳首が硬くなって、俺は喘ぎながら腰を擦り寄せてた。ズボンが脱がされて、濡れたそこに指を突っ込まれると、頭が真っ白になって、俺は「もっと」と懇願してた。男が俺の中に入ってきたとき、痛みと悦びが混じって、全身が痙攣するくらい感じ、俺は叫びながら果てた。
鏡の中の俺は、もう男じゃない。柔らかな曲線を描く体、濡れた目、喘ぐ唇——完全に女だ。この疼きが止まらない。誰かを求めてしまう自分が怖いのに、もっと深い快感を知りたいって体が叫んでる。
春が終わり、花粉が収まった時、本当に元に戻るのだろうか、この性欲は…。そんな事を思いながら今日も一人、自分の体を弄び、外で相手を探すのであった。
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