ギャルメイク+ギャル服=僕の人生終了?

幼馴染にされる、ギャル改造

僕は昔から目立つのが苦手だった。人と話すのも得意じゃないし、できるだけ静かに過ごしていたい。そんな僕にとって、幼馴染の彼女は正反対の存在だった。

「ねえ、ちょっと、暇?」

そう言って彼女は僕の腕をつかむと、そのままずるずると彼女の家へと引きずられていく。

「え、何?」

「まあまあ、いいから座って!」

気づけば彼女の部屋。机の上には化粧道具がずらりと並んでいる。僕は嫌な予感がして、一歩後ずさる。

「え……何……?」

「うん、メイクしていい!?」

「いや、無理無理!」

「大丈夫大丈夫、すぐ終わるから」

「ちょっと待って、本当に無理だって!」

そんな僕の抵抗なんて、彼女の勢いの前では意味をなさない。気づけば椅子に座らされ、頬に冷たいファンデーションがのせられる。

「うわっ……!」

「ほら、じっとして。せっかく肌きれいなんだから、化粧ノリいいじゃん!」

「褒められても嬉しくない……」

スポンジが肌を叩くたび、僕の顔は別人変わっていく。アイシャドウの筆がまぶたを撫で、リップグロスのぬるっとした感触が唇に広がる。頬はピンク、唇はツヤツヤ、仕上げに金髪のウィッグを被らされた。

「やば、めっちゃかわいくなってんじゃん」

鏡に映るのは、僕じゃない。僕の知っている僕じゃない。

「いや、これ……ちょっとやりすぎじゃない?」

「なに言ってんの、これくらいで丁度いいって!」

彼女は満足げに腕を組む。そして、にやりと笑った。

「さ、次は服!」

「は!? ちょ、待っ……」

気づけば僕はベッドの上に押し倒され、クローゼットが開く。彼女が取り出したのは、柔らかなニットとタイトなミニスカート。

「いやいやいや、無理だって!」

「何が? ぜったい似合うって!」

彼女は容赦なく僕のパーカーを脱がせ、代わりに真っ白のゆるふわニットを着せる。胸元が少しゆるめで、少しチクチクする。

「うわ、めっちゃ華奢。これはアリだなぁ」

「アリじゃないよ! もう十分だよね!?」

「まだ下があるんだよ、はい、スカート!」

次に渡されたのは、丈が短いタイトスカート。指先でつまむと、ツルッとしたポリエステルの感触がした。

「え、これ短すぎない?」

「ギャルは脚を出してナンボ!」

「いやいやいや!」

強引にズボンを脱がされ、スカートを履かされる。ウエストはぴったりで、裾が短く、太ももが丸出しになる。

「……なんか、すーすーする……」

「でしょ? でもめっちゃ似合ってるよ!」

鏡を覗くと、そこには完全にギャルの女の子がいた。生まれてこの方、こんな恰好をする日が来るとは思わなかった。

「じゃ、行こっか!」

「……どこへ?」

「決まってんじゃん、外!」

「いや、無理だって!」

「ギャルは街で映えるんだよ!」

再び腕をつかまれ、ずるずると引きずられる。僕の抵抗なんてやっぱり意味をなさない。部屋を出て、玄関を越え、ついには外へ——。


ギャル3人に囲まれて逃げ場ゼロ

街に出て3歩目で、僕は後悔していた。

通りすがりの視線がすべて突き刺さってくる。すれ違う人々が、僕のギャルデビューを見届けに来たみたいだ。

金髪ウィッグは風になびいて視界を邪魔するし、スカートは短すぎて歩くだけで脚に風がぶつかってくる。

「やば、ウケる〜!」

彼女はそんな僕の挙動不審っぷりを見て、爆笑している。あろうことか、スマホを構えて「記念撮影」とか言い出した。

「ちょっと、それはやめて……!」

「え〜、かわいいのにもったいな〜。……あ、そうだ、ちょい待って」

彼女がスマホをタップする指は、ネイルがピカピカでキラキラしてて、なんだか異次元の住人みたいだった。

そして数分後、僕の悪夢は倍増した。

「やっほ〜☆ おまたせ〜♡」
「え〜!? その子だよね!? え、マジ、超かわいいじゃん!!」

現れたのは、彼女と同じようにメイクがバッチリ決まったギャルが二人。どちらもハイトーンの髪色に派手めのアイメイク、タンクトップから出た肩が日焼けしていて、パリッと夏していた。香水の甘い匂いが風に混ざる。

「ほらほら、紹介するね。こいつ、あたしの幼なじみ~!今日からうちらの新メンバー!しかも男なんだよね!」

「えっ、ちょっと……勝手に……」

「えー!マジ!?全然わかんなかった!てか、地雷系とかも似合いそうじゃない?」

「でしょ!?この顔、絶対いけるって思ってさ!」

ギャルたちのテンションは一気に天井を突き抜けた。まるで僕の存在が“素材”か“キャンバス”にでもなったかのように、勝手に話が進む。僕はその輪の中心で、ひたすら口を開けるタイミングを失っていた。

「てか次、何系やる?」
「やっぱり地雷系だいいって!」

「……え、ちょっと待って、僕また女装しないといけないの……?」

「うん、来週!あたしたち、毎週テーマ決めてコーデするんだよね!今日は急だったからいつも通りの服装だけどね!」
「まじで楽しみ〜!次までに脚もっとつるつるにしといてね♡」

「脚……?」

誰かが僕のふとももを指でぴしっと突いた。反射的にぴくんと脚が動くと、ギャルたちはそろって「かわい〜〜〜!」と笑った。

勝手に決められていく「次」の約束。その全部に本来の「僕」はいないはずなのに、なぜかその「次」の光景が、ほんの少しだけ気になってしまう…。


本当の自分

帰宅してすぐ、彼女の部屋に連れ込まれた僕は、まだギャルの格好のままベッドの端にちょこんと座っていた。

ウィッグは外したけど、メイクはそのまま。白ニットにミニスカートという組み合わせも、相変わらず違和感しかない。でも、鏡に映る自分の姿に、さっきより少しだけ慣れてしまっているのが、なんだか怖い。

「で、どうだった? 初ギャル体験♡」

「……なんか、よくわかんないけど、楽しかった」

「うんうん、でしょでしょ?」

彼女は嬉しそうにクッションにダイブし、うつ伏せになって僕の顔を覗き込んでくる。

「でもさ……もし、このまま、もっと女の子っぽくなってったら……変じゃない?」

「何それ、今さら?」

「だって俺、そんなキャラじゃないし……」

「キャラなんて後から変えればいいじゃん。むしろ、今日のあんた、マジで可愛かったし!」

「う……」

その“可愛い”っていうのが、嬉しいような恥ずかしいような。心のどこかがくすぐったい。

「……もう少しだけ、ちゃんと明るくなれたらいいなって。今日みたいに笑えたらいいのになって……思った」

「ふーん……じゃあ、特訓する?」

「特訓?」

「そう、“女の子らしいリアクション講座”! まずは定番の、『え~! やば~い♡』から!」

「え、急に!?」

「ベッドの上でちゃんと座って、ハイ、笑顔!」

渋々笑顔を作って、彼女のマネをして「え~、やば~い♡」と声を出してみる。

「違う! もっと、こう、目を見開いて、手を口元に添えて!」

「えぇ~!? やば~い♡……こう?」

「おっ、だいぶ良くなったじゃん! じゃ、次はプリクラ風ポーズ練習!」

「まだあるの!?」

「当然でしょ♡ そのニット姿、映えるんだから今のうちに自撮り量産しなきゃ!」

彼女はスマホを取り出して、僕の肩を引き寄せる。画面に並ぶのは、女の子みたいに笑う“僕”の顔。嘘みたいだけど――なぜか、すごく楽しそうに見える。

「なぁ……俺、これから、どうなっちゃうのかな」

「さあ? でも大丈夫。どんなあんたでも、あたしがちゃんとプロデュースしてあげる♡」

その言葉に、ふっと力が抜けた。

明日からも、少しずつ“変わっていく自分”に向き合っていけそうな気がした。


地雷系、開花寸前!ベッドの上のメイクアップルーム

彼女の部屋は、午後の柔らかな日差しに包まれていた。

レースのカーテン越しに差し込む光が、淡いピンクのラグや、ベッド脇に並べられたメイク道具を、まるで少女漫画のワンシーンみたいに映し出している。

「さ、今日はいよいよ“地雷系”デビューだからね♡」

彼女がそう言って僕の手を引き、ベッドの上にちょこんと座らせる。ウィッグ台の上には、まるで人形用のような黒髪ロングのウィッグ。

「ねえ……本当にこれ被るの?」

「当たり前じゃん♡今週も可愛くなるよ!」

手際よく化粧道具を広げた彼女は、まず下地を乗せると、軽く肌を撫でるようにファンデを重ねていく。冷たいはずのクリームが、なぜか火照るように感じられるのは、きっと恥ずかしさのせい。

「ほら、もっとこっち向いて」

鼻筋をなぞる筆先。まぶたを撫でるアイシャドウのブラシ。唇に塗られるティントは、桃のような甘い香りがして、つい舌でなぞってしまいそうになる。

「うっ……やっぱり、なんか変な感じ……」

「ふふ、変じゃないよ。可愛いってば♡ てか、ほら見て、涙袋作ったら一気にそれっぽくなったじゃん」

彼女がスマホのインカメを差し出すと、そこには……完全に“女の子”な僕が映っていた。赤みの強いチークが頬を染めて、目元はぱっちり。唇は少しぷるんとして、どこからどう見ても“男”には見えない。

「……やばい……」

「でしょ?じゃあ、ウィッグいこうか」

スルスルと頭に載せられるのは、ストレートのロングウィッグ。人毛ミックスらしく、肌にかかる毛先が妙にリアルで……くすぐったくて、ドキドキした。

「ほら、リボンつけて……できた♡」

鏡の中の“地雷系女子”は、まるでどこかの地下アイドルみたいだった。黒髪に赤いリボン、白肌、濃いめのメイク。ちょっと病み気味っぽいけど……たしかに、可愛い。

「でもさ……これ、服どうするの?」

「もちろん着替えるよ♡ ほら、これ」

差し出されたのは、黒のハイウエストスカートに、レースの透け感がえっちなピンクのブラウス。下着は……上下レースで、ほんのりローズの香りがした。

「ちょ、これ下着……女物じゃん……!」

「当然でしょ♡ 地雷ちゃんは見えないとこもちゃんと可愛くなきゃね〜」

「いや、無理……無理だってば……っ」

「じゃあ、手伝ってあげる♡」

そう言って、彼女は僕の手を取り、優しくシャツを脱がせ始める。その手のひらが、さりげなく胸元や背中を撫でるように動いて……息が、止まりそうになる。

肌に触れるレース。くすぐったくて、でも、ゾクッとする。自分の身体じゃないみたいに敏感になって、呼吸が浅くなっていく。

「う……っ、なんか……ヘンだ……」

「ふふ♡ ちゃんと可愛くなるって、こういうことだよ」

身体が火照って、心臓の音がドクドクと響いてる。こんな格好して、しかもベッドの上で、彼女に服を着せてもらって――

恥ずかしい。なのに、指先の感触を、どこかで待っていた自分がいた。

「じゃあ、仕上げにタイツ履こっか。脚……貸して?」

「は、履くの……?」

「地雷系の命だよ?透け感命!」

渡されたのは、黒のシースルータイツ。生地が指に絡むたび、太ももがこそばゆくて、膝の裏から背中まで、ぞわぞわと熱が駆け上がっていく。

ついに、全身が“地雷系仕様”になった。もう逃げ場がなかった。

「ちょっと……見ないで……」

思わず顔を伏せる。でも――

「えっちだね……♡」

彼女のそのひと言で、胸の奥がカッと熱くなった。身体がピクッと震えたのを、自分でも止められなかった。

「ふふっ、ちゃんと感じちゃってるじゃん♡」

もう、元の“僕”には戻れない気がした。

「さ、今日もみんなで出掛けようね♡」

地雷系女子の恰好で外出―—。羞恥の本番はまだまだこれからだ……。


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