旧作 初詣は、私の“女始め”
実家に戻り、元旦の朝を迎えた。寝正月のはずだったのに、母に布団を剥がされ、畳の上に広げられた鮮やかな振袖を見て言葉を失う。「初詣は女の子で行くのが当然」と告げられ、近所や親戚の視線を盾に拒否を許されない。シルクの下着を履かされ、長襦袢を羽織り、帯で腰を締め上げられ、化粧を施される。鏡に映る自分は、もう完全に女の子だった
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