娘のアイドル志望に猛反対した俺
「ダメだ、アイドルなんて危なすぎる!」
そう叱った瞬間、娘はぷいっと顔を背けて言い放った。
「もうプロデューサーにOKしちゃったし。ダメなら直接断ってよ!」
当たり前だ!。俺はすぐさまそのプロデューサーとやらの女性に連絡を取った。
すると返ってきたのは、想像以上に強気な返事だった。
『もう契約書もご署名頂いていますし、デビューは決定事項です。お断りするというなら、お父様に代役をお願いするしかありませんね』
は?俺がアイドル?何を言っているんだ?
「今はアイドル戦国時代。普通にデビューしただけでは中々難しいと思っていました。でもお父様がメンバーに入れば、他グループとの明確な差別化ができます」
まさか、俺が……?いや、そんなバカな……。
「今、お断りをするなら、多額の違約金が発生します。どうされますか?」
そんなお金、うちに払えるはずがない。俺は父親としての責任を取る事を決めた…。
――話は“俺抜き”で進んでいた。
後日、俺の「デビュー」が正式に決定。
俺は娘の代役として、ダンススタジオに足を踏み入れたのだった。
フローリングが汗とワックスでぬるりと光るスタジオ。
キュッ、キュッ、とスニーカーのソールが床を擦る音。
他のメンバーの女の子たちが、自然体でかわいい衣装をまとい、キャピキャピと笑い合っている。
そして俺の手元にも差し出された──
ふんわりピンクのセーラー服風ワンピース。
リボン付きのニーソックス。
小首を傾げたくなるくらい、完璧な“妹系アイドル”衣装だった。
「……本当に、俺がこれを着るのか……?」
着替え室の鏡の前で、俺は硬直した。
肩を出すブラウスのレースが、肌にチクチクと優しく触れてくる。
胸元には、詰め物で作られた小ぶりな膨らみ。
腰のくびれが強調されるスカートのライン。
足元のニーソがふくらはぎをぎゅっと締めつけていて、異様に意識してしまう。
鼻を抜けるのは、スタイリング剤とリンスの甘い香り。
ウィッグを被せられると、視界の端にふわりと揺れる黒色のツインテールが映る。
「こんなの……恥ずかしくて……」
思わず口にしたが、胸のあたりがドクンと跳ねた。
羞恥のはずなのに、なぜか身体の奥が、熱い。
汗がうなじに一筋伝い落ちる。
この衣装で踊る?女の子の真似をして?いや、それだけは……
「はい、じゃあレッスン始めまーす♪」
プロデューサーが、軽やかに手を叩いた。
音楽が鳴る。
軽快なアイドルソング。
「笑顔でピース、今日もあの人に会えるかな♪」
俺の口が──動いた。
振りつけ通り、右手でピースをつくって、くるんとターン。
スカートがふわりと広がる感覚。
太ももに、スカートの内布がぴとっと当たって……思わず足が震えた。
なんだこれ……っ。
気持ち悪い。けど……
でも、どこか、ゾクゾクする。
俺のアイドル活動はここから始まるのだ……
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