俺が女の子だった一日
気づいたとき、俺は教室の片隅で座っていた。
自分の姿を見て、一瞬、息が止まる。セーラー服、スカート。ふくらはぎまでの白ソックス。指先にはほんのりピンクのマニキュア。
「……なんだこれ……」
心の中でそうつぶやいたけど、口から出た声はどこか高く、女の子みたいだった。
周囲を見ると、数人の女子たちがくすくすと笑ってこちらを見ていた。
「目、覚めた?」
隣に座っていた女子が俺の顔を覗き込みながら微笑んだ。くりっとした目、柔らかい唇、そして俺の太ももに指を這わせながら、彼女は小さく囁いた。

「催眠、効きすぎて、かわいかったよ……『あたし、もっと可愛くなりたいな』とか言ってたの、覚えてる?」
「は?……え?」
頭が真っ白になる。告白?俺が?誰に?
スカートの裾をぎゅっと握って足を閉じようとしたけど、無理だった。この姿勢、この格好。無防備すぎる。太ももが見えてる。パンツも……まさか。
「鏡、見てみなよ」
そう言われて差し出された手鏡。そこには、まるで女子高生のような俺が映っていた。頬がうっすらと赤く、目にはうるんだような光が宿っていて、唇には艶のあるピンクのグロスがのせられている。まつげはカールして女の子のように長く、まるで、さっきまで本当に自分が女の子だったかのような錯覚を起こす。
「……俺……なに、してたんだよ……」
「ふふっ、これ見ればわかるかも」
そう言ってスマホを操作する女子。画面に映し出されたのは動画だった。俺が教室で他の女子たちと笑いながら喋り、胸を張って女子っぽいしぐさをしている様子。スカートを押さえて階段を上る姿や、トイレの鏡の前で髪を整えるシーンまで――
「う、そだろ……」
「着替えのシーンもあるけど、見たい?」
「やめてっ……!」
思わず声を荒げた。顔が熱い。下着の感触、胸元の締め付け、スカートが太ももに触れる感覚、全部が生々しい。
何より、この自分の姿が……信じられないくらい“女の子”だった。
「男の子だったって、ちゃんと思い出せた? でも、あんたが“女の子”してた今日の記録は、消さないからね」
女子はそう言って、俺の耳元でささやいた。
「とりあえず、あんたが今日してた行動を全部振り替えろっか。恥ずかしくて、もう学校来れないかも…♡」
耳の奥で響くその言葉に、ゾクリと背筋が震えた。なのに、脚は勝手にきゅっと閉じられてしまった。まるで、“女の子”みたいに…。
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