性別矯正下着がもたらした夜

怪しい通販

中学生の時に姉の制服をこっそり着た日から、俺の趣味が”女装”になった。通販でこっそり買ったワンピース。さらに自分の通う学校のセーラー服や体操服、そしてウィッグへと広がり、俺の秘密の時間は彩りを増していった。

そして数年後、細々と続いていた女装趣味で、まさかこんなことになるなんて。

きっかけはSNSだった。タイムラインに上がってきた『性別矯正下着』。着用するとたちまち性別が矯正されてしまうらしい。何をもって矯正とするのか……。バカバカしいと思いつつ、夜のテンションとお酒の力もあり、怪しげな通販サイトのリンクから半信半疑で購入ボタンをクリックした。

――数日後、黒いパッケージに包まれた青色のブラジャーとショーツ。届いた瞬間から怪しげな魅力を放っていた。説明書には「自然な女性らしさを引き出します。ご自身でその効果を実感下さい。」とだけ書いてあった。

装着した初日。……何も変わらない。ただ締め付けられる感覚。あぁ、騙されたのか。それが二日目、三日目と経つにつれ、異変が訪れた。胸が膨らみ始めたのだ。最初は錯覚だと思った。

でも、鏡に映る俺の体は、確実に柔らかな曲線を描き始めていた。お尻もだ。ズボンを履くたびに、布が引っかかる感触が現実を突きつけてくる。心無しか髪の毛も伸びた気がする。俺は女装を楽しんでいただけなのに、こんな形で女性に近づくなんて想像もしていなかった。

今夜、俺はとうとう我慢できなくなった。部屋の灯りを落とし、カーテンを閉めて、鏡の前に立つ。シャツを脱ぐと、そこには見慣れない膨らみがあった。
触れてみる。指先がその柔らかさに沈むと、電流のような感覚が全身を走った。
「何だこれ…」と呟きながら、俺は自分の体を確かめるように手を這わせていく。お尻に触れた時、思わず声が漏れた。恥ずかしくて、顔が熱くなる。それでもやめられない。

羞恥心が俺を支配していた。俺は男だ。こんな体になるはずがない。でも、鏡の中の俺は、紛れもなく女性的な輪郭を持っている。
胸を揉むように触れると、吐息が溢れ、膝が震えた。気持ちいい。気持ちよすぎる。
理性がどこかに溶けていく。俺はベッドに倒れ込み、自分の体を抱くように手を動かし始めた。初めて味わう感覚だった。

女の快感って、こんなに深いのか。体が勝手に反応して、頭の中が白くなる。指が自然と下に伸び、俺はもう戻れない一線を越えた。

絶頂が来た時、俺は声を抑えきれなかった。体が痙攣して、頭が真っ白になる。ああ、俺はもう男じゃないのかもしれない。この下着が俺を変えたのか、それとも俺がずっとこうなりたかったのか。

息を整えながら、俺は思う。こんな体になってしまったら、どうやって生きていけばいい? でも、その答えを探す前に、また股間に手を伸ばしたくなる衝動が湧いてくる。


芸能事務所の勧誘

数日が過ぎ、俺の体はさらに変化していた。鏡に映る自分は、まるで別人だ。胸は柔らかく、触れるたびにシルクのような滑らかさが指先に絡みつく。

お尻は丸みを帯び、ジーンズを履くとその生地のザラつきが肌に食い込む感触に、思わず息をのむ。髪は肩を越える長さに伸び、シャンプーのフローラルな香りが鼻腔をくすぐるたび、心がざわめいた。こんな体で外を歩くなんて、考えただけで顔が熱くなる。それでも、好奇心とどこか歪んだ興奮が俺を外へと押し出した。

通販で買った女性物の服を着て、夕暮れの街に出た。薄ピンクのブラウスは肌にサラリと滑り、体のラインを強調する。膝丈のスカートは歩くたびにふわりと揺れ、太ももに軽く擦れる感触がたまらなかった。

街灯のオレンジがアスファルトに映り、行き交う人々のざわめきが耳に届く。スカートの裾が風に揺れるたび、肌に触れるその感触に心臓が跳ねる。誰かに見られている気がして、背筋がぞくっとした。

羞恥心が全身を駆け巡るのに、なぜか足が止まらない。まるでこの体が、俺を新しい世界へと引きずっていくようだった。

「ねえ、ちょっと!」

突然、背後から声がした。振り返ると、スーツを着た女が立っていた。30代半ばくらい、濃い化粧と鋭い目つきが印象的だ。

「モデルに興味ない? あなた、めっちゃ映えるよ。雰囲気あるし、スタイル抜群!」

彼女の声は甘く、しかしどこか計算された響きがあった。

「モデル…?」

俺は声を絞り出した。喉が震え、顔が熱くなる。こんな体でモデルだなんて、冗談だろう。

でも、彼女の手には【芸能事務所】と書かれた名刺。

心臓がドクドクと鳴り、羞恥と好奇心がせめぎ合う。俺は男だ。こんな話に乗るなんてありえない。でも、この胸、このお尻、この髪の香り――すべてが俺を「女」として街に立たせている。

「ちょっと話だけ聞いてみてよ?」

彼女は笑い、俺の手を握った。その手の冷たさにゾクリとした。

断れず、彼女の後をついてビルの一室へ連れていかれた。狭いオフィスには派手なポスターが貼られ、甘ったるい香水の匂いが漂う。

驚いたことに、壁にはあの性別矯正下着を着たモデルのポスターと、そのロゴが。

背筋が凍った。

「これ…あの通販の会社と関係あるんですか?」

声が震えた。彼女はニヤリと笑い、目を細めた。

「あー、それね…。関係あると言えばあるんだけど…。まぁその話はあとでゆっくりするとして…。先にモデルの概要を詳しく話をしていい?」

彼女の俺の言葉を遮り、モデルとしての契約を勧めていく。
怪しい。こんな話、乗るべきじゃない。でも、彼女が差し出したモデルの衣装。

「とりあえず試着だけしてみて欲しいな」

異様に丈が短いキャミソールと、短すぎるスカートを見た瞬間、体が勝手に反応した。着たらどうなるんだろう。彼女の前でこの体を晒したら…。想像するだけで股間に熱が集まる。ダメだ、こんなのダメだ。でも、指が衣装に伸びていく。

試着室のカーテンを引く。キャミソールの生地が肌に吸い付き、胸の膨らみを強調する。スカートは太ももを露わにし、動くたびにヒップのラインが浮かぶ。鏡に映る自分は、完全に女だ。

羞恥心で顔が燃えるのに、どこかで「見られたい」という欲が疼く。

「準備できた? 撮影、始めようか」

撮影? 試着じゃないの?

そのままスタジオに連れていかれた。そこにはカメラと照明、そして数人の男性スタッフ。
男たちの視線が俺の体に突き刺さる。羞恥と若干の恐怖で体が震える…。

俺はこのまま無事に帰る事が出来るのだろうか……。


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